SESで将来性のある会社・ない会社【4つの判断基準】

SESの将来性

 SESの将来性を知りたい
 自分の会社に将来性があるかを知りたい
 自分の会社に将来性がない場合、どうしたらいいの?

こんな疑問や悩みを解決できる記事を用意しました!

 

ひこじるし

こんにちは、ひこじるしです。

  • SE歴20年以上、現在はフリーランス
  • 転職でSES(客先常駐)の会社は2社経験

 

2030年、最大約79万人のIT人材不足を、経済産業省は予測しています。IT人材を提供しているSES企業は、今後も需要があるでしょう。

 

しかし、SES企業とそこで働く社員の「将来性は別」と考えるべきです。

 

なぜなら、同程度のスキルの場合、若い方を選ぶ傾向があるからです。

 

スキルアップを望めない会社に長くいること自体が、リスクになります。

 

本記事では、社員にとって将来性がある会社、ない会社を解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

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目次

SES企業に将来性はある!2つの理由

将来性がある理由は2つ。

  1. IT業界は今後も人材不足
  2. 【日本特有の状況】エンジニアの所属先がSES企業含むIT企業に多い。(つまり、システム開発をIT企業に外注しているため、SES企業にも需要がある)

 

理由1:IT業界は今後も人材不足

経済産業省は、2030年に最大で79万人のIT人材不足を発表しました。

 

IT業界全体で今後も人材不足が続くと予想されています。

 

そのため、IT人材を提供するSES企業は今後も需要があり、将来性があると言えるでしょう。

 

 

理由2:日本のエンジニアの所属先はIT企業が72%(欧米と比べて突出して高い)

日本のエンジニアの72%は、IT企業の社員。

 

つまり、ユーザー企業で自社開発しているエンジニアは、外国と比べて突出して少ないのです。

 

人材の所属企業
引用:情報処理推進機構(IPA)「IT人材白書2017」https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/12446699/www.ipa.go.jp/files/000059086.pdf

 

ユーザ企業はエンジニアを抱えていないため、システムをIT企業に外注することが多いのです。

 

このことから、IT企業(一次請けSIerなど)に人材を提供するSES企業は、今後も必要な存在となるでしょう。

 

 

SES企業とそこで働く社員の将来性は別です

SES企業に将来性があるからといって、そこで働く社員も将来性があるとは限りません。

 

 

なぜなら、人材不足が続いても、今後必要とされる人材のスキルが変わるからです。

 

 

単なるエンジニア不足ではなく、必要とされるスキルを持った人の不足です。

 

 

今後必要とされるスキルが身につく会社ならば、社員にとっても将来性があると言えるでしょう。

 

 

大切なのは、会社と社員の「将来性は別」と認識することです。

 

 

人材不足のスキルとは?【総務省が開発した人材育成の4コース】

総務省では、産業界から人材不足を指摘され、人材育成用の「ICTスキル総合習得プログラム」を開発しています。

 

 

これらの人材育成プログラムは全部で4コース。

 

 

この4コースの内容が、今後人材不足が予測されるスキルとなるので、参考にしてください。

引用:総務省 ICTスキル総合習得プログラム

 

コース1(データ収集)

IoTによるデータ収集を中心に取り扱う。

  • 1:IoTとデータ利活用の全体像
  • 2:データ収集技術とウェアラブルデバイス
  • 3:位置情報の活用とxR
  • 4:現実世界へのフィードバックとロボット
  • 5:APIによるデータ収集と利活用

 

コース2(データ蓄積)

データ蓄積を中心にクラウド・コンピューティングを取り扱う。

  • 1:データ蓄積用サーバとしてのクラウド
  • 2:クラウドのサービスモデル・実装モデル
  • 3:クラウドの特性とセキュリティ
  • 4:個人情報の保護と匿名データの利活用
  • 5:多様化が進展するクラウドサービス

 

コース3(データ分析)

データ分析や人工知能を取り扱う。

  • 1:ビッグデータの活用と分析に至るプロセス
  • 2:データのクレンジングと可視化
  • 3:基本統計量・クロス集計表の作成
  • 4:相関と回帰分析(最小二乗法)
  • 5:人工知能と機械学習

 

コース4(オープンデータ・ビッグデータ利活用事例)

オープンデータ・ビッグデータに関するさまざまな利活用事例を取り扱う。

    • 1:オープンデータの利活用
    • 2:地域活性化に向けたデータの利活用(RESAS)
    • 3:プログラミングによるビッグデータの分析(プログラミング言語のR)
    • 4:分野別ICT・データの利活用事例
  • 5:ICT・データ利活用の発表・交流の場

 

 

【将来性あり】優良なSES企業の特徴4つ

1:希望のスキルを経験できる

希望しているスキルを経験できる会社ならば、将来的にスキルアップが継続できますね。
前述の「総務省人材育成プログラム」のスキルも経験できると、さらに良いでしょう。

 

2:上流工程を経験できる

上流工程を経験できる会社は良いです。

 

なぜなら、上流工程の経験有無は、単価に影響するからです。

 

受託開発や自社サービスがある会社は、上流工程を経験できるチャンスがありますね。

 

受託開発などがなくても、上流工程も経験できる案件があれば良いでしょう。

 

3:40代以降のエンジニアが多数いる

40代以降はスキルだけでなく、上流工程やリーダーの経験が求められるため、案件を見つけるのは大変です。

 

それにも関わらず、40代以降のエンジニア社員が多くいる会社は、企業努力をしている証拠でしょう。

 

 

ひこじるし
40代以降の方が多くいると、自分も長く働けるイメージが持てますね。

4:希望や要望を聞いてくれる

希望の案件や要望を、会社が聞いてくれるのは大切なポイントです。

 

なぜなら、自分が理想とするキャリアだけでなく、ライフプランにも影響するからです。

 

たとえば、仕事内容だけでなく、育児休暇なども考慮してくれるのは、嬉しいですね。

 

社員を大切にしてくれる会社は、居心地の良い会社です!

 

 

【将来性がない】SES企業の特徴4つ

1:SESがメインの会社

SESがメインの会社は、二次請けやそれ以下の下請けが多いため、上流工程やリーダーを経験できるチャンスは少ないでしょう。

 

さらに、SESでの下請け階層が低い場合、単価も低くなります。

 

会社は少しでも高い単価にするため、あなたが既に経験値のある案件ばかりを探します。

 

そうすると、スキルは変わらないまま、年齢を重ねることになるでしょう。

 

2:Pマーク、ISMSを取得していない

「Pマーク」は個人情報を安全に管理できる事業者を認定。

 

「ISMS」は個人情報と企業内の重要な情報資産を安全に管理できる事業主を認定。

 

つまり、PマークやISMSは「セキュリティ管理を任せられる会社」とのお墨付きが付き、会社の信用も上がりますね。

 

大手SIerの中には、「Pマーク」や「ISMS」を持たないSES企業とは取引しない会社もあります。

 

大手と直接取引できないと、下請けの階層がさらに下がることになり、単価アップやスキルアップはより難しくなるでしょう。

 

3:年収が低い

一次請け、二次請け、三次請けと商流が下がるたびに、自社に入る金額が下がります。

 

SESは二次請以下になるため、どうしても中間マージンを取られ自社に入る金額が低くなるでしょう。

 

単価が上がったり、在籍年数が増えてるのに給料がほとんど上がらないのは、商流が原因かもしれません。

 

先輩社員などにも聞いてみて、平均年収が低いならば、社員にとって「将来性がある会社」とは言えませんね。

 

給料が上がらない理由は、下記で詳しく解説しています。

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4:希望や要望を聞いてくれない

希望の案件や要望を、会社が聞いてくれないと、キャリアプランを立てられず、スキルアップもできません。

 

会社都合で案件が決まるため、自分の理想とは違うキャリアになる可能性が高いでしょう。

 

若手社員がPCキッティングやコールセンターの現場に数年もいるような事例もあります。

 

もちろん個人の努力も必要ですが、本人が嫌がっているのに放置されるのは、良い会社とは言えませんね。

 

 

会社に将来性を感じなくても大丈夫!

結論から言うと、将来性がない会社は転職した方が良いです。

 

ただ、あせって退職や転職をするのは辞めましょう。

 

なぜなら、同じような会社に転職しても意味ないからです。

 

理想の条件で転職することが大切ですね。

 

 

理想の条件で転職する方法

2つのステップで、転職します。

ステップ1:転職エージェントに理想の企業を探してもらう
ステップ2:理想の企業を探してもらってる間に、スキルアップする

 

ステップ1:転職エージェントに理想の企業を探してもらう

 具体策

転職エージェントに登録しておき、
理想の会社を紹介された時だけ、
転職を検討してみる。

 

大切なのは、「理想の条件」を貫くこと!

 

 

妥協して今と同じような会社に転職しても、意味はありません。

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ステップ2:理想の企業を探してもらってる間に、スキルアップする

「理想を条件」を貫くほど、紹介される企業は少なくなります。

 

そのため、転職活動が長期戦になることを見越し、転職するまでスキルアップをしておくのです。

 

もちろん、スキルアップの途中で転職が決まるかもしれません。

 

なので、スキルアップは、転職してからも身につけたい技術を選びましょう!

 

 

未経験からエンジニアになりたい方へ!

未経験の方は、プログラミングスクールから始めるのが良いでしょう!

 

 

なぜなら、JavaやPHPなどの言語だけでなく、HTMLやSQLなども一緒に学べるからです。

 

 

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まとめ:会社の将来に影響されない強いエンジニアになろう!

将来を会社に依存してしまうと、弱い立場になってしまう。

 

 

会社に依存しない、強い立場でいるためには、「スキル」と「実績」という実力が必要。

 

 

ひこじるし
強いエンジニアになるため、2つのステップですね。

 

 

ステップ1:「実績」を積むため、実務経験できる会社へ転職

 具体策
転職エージェントに登録しておき、
理想の会社を紹介された時だけ、
転職を検討してみる。

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ステップ2:スキルアップ

転職エージェントに理想の企業を探してもらっている間に、スキルアップします。

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