そもそもSESとは?
SESへ転職しても大丈夫なの?
こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
こんにちは、ひこじるしです。
- SE歴20年以上
- 現在はフリーランス
この記事を読めば、「努力不足でSES」発言の炎上理由から、「SESへ転職しても大丈夫な理由」までわかりますよ!
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「努力不足でSES」炎上事件について
エンジニアとして転職できたけど、努力不足でSES企業になってしまった。
これから条件のいい会社に転職できるように頑張ります。
という趣旨のツイートが炎上しました。
理由としては、
- SES企業を踏み台扱いしている
- 努力不足の人がSESで働く、という偏見がある
- これから自分が働く会社や社員の方々への敬意がない
要するに、SESに対する「リスペクト」や「配慮」が無かったため、反感を買ったのでしょう。
しかし、現実問題として、本当にSESへの転職は避けた方が良いのでしょうか?
次は、SES歴20年以上である私が、SESについて解説していきます。
そもそもSESとは?【努力不足の人が働いてる?】
まずは「SES」、それから「客先常駐」という言葉の定義からいきましょう。
IT業界では、準委任契約で労働力を提供することを「SES」と称する。
SESと客先常駐はほぼ同じ意味
SES(準委任契約)でも、自社で勤務することは可能です。
しかし、SESの場合、客先常駐が多いため、「SES = 客先常駐」という意味で使われることが多い。
IT業界における「SES企業」の立ち位置
社員をSESで働かせる企業は、「SES企業」と呼ばれています。
IT業界では、「SIer」と呼ばれる大手IT企業が「元請け」となり、その下請けとして「SES企業」が存在している。
そもそも「SES企業」は下請けであり、働き方も「客先常駐」であることから、どうしてもイメージは悪くなりがちですね・・・
SES企業の将来性
SES企業は下請け的立場ですが、将来性はあります!
なぜなら、今後も日本はIT人材不足が続くからです。
経済産業省は2030年に最大で79万人のIT人材不足を発表しました。
(※参考:経済産業省「IT人材需給に関する調査(概要)」)
IT業界全体の人材不足は、今後も続くと予想されています。
そのため、IT人材を多く抱えるSES企業は、今後も需要があり、将来性があると言えるでしょう。
SESからエンジニアをスタートしても大丈夫!
SES企業で、エンジニアを開始しても良い理由は3つ。
理由1:様々な業界の知識や人脈が得られる
働き方が「客先常駐」のため、SES企業の社員は、いろいろな業界や会社で働きます。
それにより、業界特有の業務知識を得たり、様々な会社の人たちと同じオフィスで働くため、社外の人脈も増えていきます。
理由2:未経験でも入社しやすい
自社開発企業や大手SIerは、人気があるがゆえに狭き門。
一方、SES企業は人気があるとは言えず、未経験者OKな会社も多くあり、入社しやすいのが現状です。
自社開発企業にこだわるのも良いですが、SES企業で経験も積むのもアリですよ!
スキルを証明するのが「業務経験」
いくら勉強しても、業務経験がないと、IT業界ではスキルとして認めてもらえません。
たとえば、「PHPで開発経験2年」という業務経験が、スキルの証明となります。
SES企業でも、業務経験を積めれば、証明できるスキルとなります!
理由3:フリーランスになれる
これが、フリーランスで仕事を獲得できる条件です。
SESで業務経験を積めば、フリーランスにもなれるのです。
未経験からエンジニアになる方法
転職サイトdodaにて、「職種未経験者歓迎」のエンジニア職を検索したところ、東京都だけで400件以上ヒットしました。
検索にヒットした会社に、SES企業は多く含まれていました。(※SES企業は勤務地が「プロジェクト先」となっている)
未経験でも募集しているSES企業は多いため、いきなり転職も可能なのです。
ただ、SES歴20年以上の私から言わせてもらうと、SES企業は1点だけ注意が必要です。
【注意!】SES企業は当たり外れがある
たとえば、「エクセルで資料作り」「サポートデスク」「PCの組み立て」など、スキルがつかない現場に行かされるケースもあります。
「3年以上の業務経験」があればフリーランスになれますが、その「業務経験」とは、エンジニアとしての経験です。
たとえば、「Javaで開発歴3年以上」の案件に、「エクセルで資料作り」だけでは応募できませんね。
SES企業からエンジニアをスタートしても大丈夫です!
ただ、業務経験できない会社へ転職すべきではありません。
では、どうすべきか?
エンジニア志望の未経験者が、転職活動する方法は2つ。
- 方法1:業務経験できる会社に転職する
- 方法2:スキルを付けてから転職する
さっそく解説します。
方法1:業務経験できる会社に転職する
業務経験できる会社かは、下記2つで判断します。
1:口コミサイトで調べる
「スキルアップできない案件ばかり」「希望の案件を聞き入れてもらえない」などの口コミが多い会社は要注意ですね。
【おすすめ口コミサイト】
- 転職会議:口コミ数が多いことで有名
- OpenWork:企業口コミの老舗サイト
- Lighthouse:登録不要で使える口コミサイト
2:面談で具体的な業務内容を聞く
たとえば、プログラマーになりたいなら下記を聞いてみましょう。
- プログラミングの仕事はできるか?
- もし入社後すぐにできないなら、いつできるのか?
良い会社なら、明確な回答を頂けるでしょう。
たとえば、SES企業の場合、下記のような回答を頂けたら、業務経験できる可能性は高いです。
- 客先常駐する現場は数カ所のみ
- チーム単位で現場にいく
- 常駐先では必ず先輩社員たちと一緒のチームで働く
SESでも、働きやすい良い会社はたくさんあります!
ぜひ、良い会社を探してくださいね!
方法2:プログラミングスクールを利用する
おすすめは、転職保証があるプログラミングスクール。
理由は2つあります。
- 未経験向けに学習内容が作られている
- 転職先も紹介してもらえる
とはいえ、「そもそも何もわからない・・・」「自分にできるか不安・・・」と思う方は多いでしょう。
まずはプログラミングスクールの無料カウンセリングを受けてください!
不安に思っていることを、素直に相談できます。
おすすめは、未経験から99%の受講生が転職に成功しているTECH CAMPです。
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まとめ
最後におさらいします。
- SESからエンジニアをスタートしても大丈夫!
- SES企業のメリット3つ
- 客先常駐なので、いろいろな経験と知識が得られる
- 未経験でも入社しやすい
- フリーランスになれる
- 目安は1つのスキルで3年以上の業務経験
- 未経験からエンジニアになる方法