システムエンジニアの残業状況【3つの残業対策も解説!】

システムエンジニアの残業

 

 SEの残業時間ってどれくらい?
 SEが残業を減らす方法を知りたい!

 

こんな悩みを解決できる記事を用意しました!

 

ひこじるし

こんにちは、ひこじるしです。

  • SE歴20年以上
  • 現在はフリーランス

 

この記事を読めば、システムエンジニア(SE)の残業状況がわかりますよ!

 

結論から言うと、SEの残業時間は、全産業と比べて多少多い程度です。

 

理由としては、全産業との平均残業時間の差が、5時間程度のため。(※厚生労働省の調査結果)

 

記事前半は「SEの残業状況」、後半は「SEの残業対策3つ」を解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね!

 

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システムエンジニアの残業状況

さっそく解説していきます。

システムエンジニアの平均残業時間

厚生労働省の調査によると、残業時間は以下の通り。

※参考:厚生労働省の労働統計要覧「産業別月間実労働時間数」

産業事業所規模平均残業時間
システムエンジニア5人以上14.8時間
30人以上15.5時間
全産業5人以上9.2時間
30人以上10.8時間

 

SEの残業時間は、全産業の平均より多いですが、その差は5時間程度です。

 

 

残業時間の法律

2019年4月から、労働基準法は以下のように改正されました。(※中小企業は2020年4月から)

 

時間外労働の上限 :月45時間(年360時間)

 

特別な事情がある場合、労使が合意すれば下記時間まで延長可能。

時間外労働:年720時間以内
時間外労働+休日労働:月100時間未満、2〜6か月平均80時間以内

※但し、原則である月45時間を超えることができるのは、年6か月

 

 

 

システムエンジニアの残業実態

下記は「ソフトウェア関連技術職」の「月45時間以上残業者」の推移です、

月45時間以上残業者の割合

月45時間以上残業者の割合
参照:リクルートワークス研究所「3-1.月45時間以上残業者の割合」

 

 

ひこじるし
残業時間は減少傾向

 

 

近年は労働基準監督署の活動や、口コミサイトなどで内部事情がバレてしまうこともあり、法律を守る企業が増えたのかもしれません。

 

 

昔は、会社に数日間泊まり込む人もいたり、私自身も月120時間残業がありました。

 

 

 

 

システムエンジニアの残業が増える理由3つ

IT業界特有の事情が、残業を増やす理由になっています。

 

理由1:仕様変更されても納期は変わらない

システム開発において、仕様変更はよくあること。

 

問題なのは、仕様変更されても、納期が変わらないことです。

 

結局、エンジニアの残業や休日出勤でカバーすることに・・・。

 

 

ひこじるし
納期が近いと、
平日夜や休日の予定が
立てられない・・・

 

 

 

理由2:無理なスケジュール

スケジュールを立てる段階で、下記を考慮していないことがあります。

 

  • メンバーの休み(体調不良や私用など)
  • 打ち合わせやその移動時間
  • メールチェックなど、作業以外の時間

 

これらを全く想定していないと、何かあった場合にスケジュールは破綻します。

 

そもそも、これらを考慮していないのは、現実的なスケジュールとは言えませんね。

 

 

■理想的なスケジュール計算

  • 1日6時間を作業時間として計算
  • メンバー1名に付き、月2日間の休みを想定

これらを考慮して初めて、現実的なスケジュールとなるでしょう。

 

 

理由3:人材不足

現在、IT業界は人材不足です。

 

しかも、今後も人材不足が続くと、経済産業省は予測しています。(※2030年に最大で79万人のIT人材不足を発表)

 

IT人材不足予想
経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/daiyoji_sangyo_skill/pdf/001_s02_00.pdf

 

 

増員したくても人が見つからないため、さらに長時間残業となる・・・。

 

 

IT業界全体にとって、深刻な問題ですね。

 

 

システムエンジニアが残業を減らす対策3つ

さっそく解説していきます。

 

1:15分調べてもわからないなら質問する

いわゆる「ハマる」状態が、一番時間を浪費します。

 

 

15分を目安に区切り、自力で解決できないなら、誰かに質問しましょう。

 

 

職場に聞いてもわからない場合は、teratailに質問するのもアリですよ。

 

2:残業を断る

あなたの周りにもいませんか?

 

残業を断れる人!

 

イヤイヤでも残業を受け入れるから、「残業を頼んでも良い人」になるのです。

 

勇気がいることですが、突き抜ける覚悟が必要なのです。

 

 

3:残業の少ない会社に転職

3つの手順で転職先を探します

手順1:転職エージェントで希望の会社を探す

転職エージェントは必ず登録してください!

 

なぜなら、非公開求人が見れないからです。

 

おすすめは、お客様への納品が無い「自社開発企業」や「社内SE」ですよ。

★おすすめ転職サイト

doda : 1人での転職活動に不安を感じるという方におすすめ。

 

 

手順2:口コミを調べる

気になる会社があったら、口コミサイトで調べてください!

 

残業状況の実態を、確認してみましょう。

 

次の3つは、おすすめの口コミサイトです!

  1. 転職会議:口コミ数が多いことで有名
  2. OpenWork:企業口コミの老舗サイト
  3. Lighthouse:登録不要で使える口コミサイト

 

 

手順3:アドバイザーに相談する

気になる会社の口コミが良さそうならば、転職エージェントのアドバイザーに相談します。

 

アドバイザーからの情報を聞いたうえで、良さそうなら、求人に応募してみましょう!

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まとめ

長時間残業で、身体やメンタルを病んだとしても、「すべて自分の責任」と捉えることが大切です。

 

 

なぜなら、「残業を断る権利」や「会社を辞める自由」を、誰もが持ってるからです。

 

 

 

 

自立した大人になる!

 

 

自分で決断し、行動する。行動した結果がどうあれ、責任は自分で取る。

 

 

精神的に自立した「大人」になることが必要なのです。

 

 

何かあったとき、会社にせいにするのは、「かっこいい大人」のすることではありません。

 

 

自分で決断・行動し、責任は自分で取るのが、「かっこいい大人」です!

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